水撃ポンプ テスト1
雨が上がりました。
試作した水撃ポンプ(水撃ポンプ 試作 - 子連れハンター)のテストです。
ポンプを川に降ろします。
滝の上にホースを水に浸けて取水します。雨で水量が増していたので、堰を作らなくても水深を確保できました。
落差1メートル程ですが、流水量はそこそこで、すぐに排水弁が閉じました。揚水管をつなぐ穴から水が溢れ出します。
揚水管を繋いだところです。この揚程なら取水口の方が高いので、水撃が発生しなくても水は出続けます。
揚水管の出口を持ち上げて揚程を上げてみると…
閉じた排水弁が自動では開かないので、手動で棒を上から押して開けます。何度やっても自動で排水弁が開くことはありませんでした。
排水弁を開いた手を放すと、水流で排水弁が自動で閉じます。水撃圧が発生して揚水管を水が上っていきます。
高さは取水口より1.5メートル程でした。
課題
①自動で排水弁が開かない。
②揚水の高さが目的の揚程まで届かない。(必要な揚程は3メートル程)
今後の改善案
①について
・排水弁の面積がパイプ径に対して大きく、水流の圧を受けすぎるのではないか。排水弁のゴムの直径を小さくする。
・排水弁が開く時の補助が必要ではないか。棒の上に重りを付けるか、排水弁が開く力を強くするためのスプリングを付ける。
②について
・揚水弁を通過する水撃圧が十分でないのではないか。パイプの機密性を高め、圧力が逃げないようにする。また、入水管の塩ビパイプを延長し、柔らかくて圧力が逃げやすい取水口のホース部まで水撃圧が届きにくいようにする。
これらの対策をしてから、再びテストしてみたいと思います。