こんにちは!
獲物のかからない日々が続きます。
でもまあ、獲物は山の恵みですから、落ち込む必要はないと思っています^ ^その分罠の構造についていろいろと考えています。
今回は罠の踏み板の円形の部分を八角形で作る方法について。
結論から言うと
塩ビパイプの内径にピッタリの八角形を作るには、
- 塩ビパイプの内径×0.92を一辺の長さとする正方形を切る
- 塩ビパイプの内径×0.38が八角形の一辺となるように、正方形の4つの角を落とす
これで糸鋸がなくても
このタイプの踏み板が作れます。
なぜ八角形を作る必要があるのかというと
僕が自作している罠は、塩ビパイプを輪切りにしてその断面に合うように踏み板を切って作ります。パイプの断面なので板は円形に切ります。(仕事の休憩時間に職場の工具で切ってます。)
こういう長方形の罠を自作されている方もおられます。跳ね上げ部分が大きく作れるので、脚の上の方を括ってくれそうですね。
僕は箱の部分を作る手間を嫌がって塩ビパイプ仕様の円形にしましたが、板を円形に切れないから長方形にしているという方もおられるようなのです。
実際、罠の講習会(狩猟 わな猟インターン講習に参加 - 子連れハンター)の時も「工具が無いから円形のは作れない。」と言っていた方がおられました。
それなら八角形で作ればいいじゃないか!と思いついたわけです。
円形が無理なら、
八角形!
これなら手鋸だけでも切れますね^ ^
で、八角形の対角線が塩ビパイプの内径に合うように作ればいいわけです。
なら、一辺の長さを何センチの正方形にして、その角を何センチくらい落とせばいいのか計算してみました。
計算してみると
八角形に対角線を引くと、底角が69.5度の二等辺三角形が8つ出来ます。
この二等辺三角形を縦に二等分して直角三角形を取り出すと、
辺ABはパイプ内径の2分の1、辺ACは八角形を切る前の正方形の一辺の長さの2分の1、辺BCは八角形の一辺の長さの2分の1となります。
※この時点でよく分からない・面白くないという方はこの先を読む必要はないと思います(^◇^;)
辺AC÷辺ABはsin67.5度、これは内径を1とした時の正方形の一辺の値。辺BC÷辺ABはcos67.5度、これは内径を1とした時の八角形の一辺の値。
よって、内径にsin67.5度をかければ正方形の一辺の長さになり、内径にcos67.5度をかければ八角形の一辺の長さになるということです。
67.5度のsinやcosの値って分かるの?って思って調べたら…ありましたよ(笑)
見やすい!三角関数表 - 角度に対する sin, cos, tan の値
これをもとにして、八角形を作る時の寸法が計算することが出来ました♪
実際にはまだ試してはいないので参加までに〜